「まごはやさしい」これはバランスの良い食事の覚え方でご存知の方も多いと思います。3月の品川ネットの90分サロンは、品川ネット代表の酒井暢子さんが「玄米ご飯を食べながら…食のルーツを語り合おう!」と題し、「まごはやさしい」+「ね」のお話をしてくださいました。
「ま」…豆類 「ご」…ごま
「は」…わかめ(海草類) 「や」…野菜
「さ」…魚(小魚) 「し」…しいたけ(きのこ類)
「い」…いも類
酒井さんは「ね」…ねぎ をプラスされました。
これらの食材は、私が子どもの頃(昭和30年代)の食卓に良く登場しました。母の料理は茶色ばかりで色取りが悪いなど文句を言った覚えがありますが、この食事のおかげでこれまで健康でこられたことに今は感謝しています。和食を見直し「まごはやさしいね」をバランスよく摂って健康でスリムでいたいですね!
酒井さんは食育指導員として子どもたちに食事の大切さや食材の選びかたを伝えていきたいとおっしゃっています。小さいときからの食習慣・味の好みは大人になっても継続するもので、どういうものを食べさせるかはとても大事なことです。
一方では、食をめぐる問題は食の安全をはじめとして食のグローバル化に伴う環境破壊、農業輸出国での経済格差の問題など大きな広がりをもってきています。
地域で活動している生協、NPOなど市民活動団体との連携が有効な食育に繋がると考えます。
また、伝統的な食文化の担い手としてはお年寄りの出番もあります。食材を通じて学校と繋がっていることに誇りを持っている食材納入業者もたくさんいると思われます。
このような市民の力を活かす取組こそが多面的な食育を可能にするのではないでしょか。<いちかわ・かずこ>
【写真下】お弁当で「まごはやさしいね」を実践!
魚の代わりにホタテのバター焼き、「ね}は「根」でごぼうになりました。お赤飯に見えますが、古代米(黒米・赤米・香り米)を混ぜて炊いたご飯です。