六ヶ所村核燃料サイクル工場の稼動にストップをかけなければと集まったのは、生活者ネットワーク、生活クラブ生協他各地の生協、日本消費者連盟、岩手県重茂漁協他現地の6漁業団体、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパンなどから約2000人。
13時から集会が始まった。女優の吉本多香美さん、SUGIZO、サンプラザ中野さん(クン?)、国会議員の大河原雅子さん、川田龍平さん、保坂展人さんらが、再処理工場本格稼動に反対する思いを自分達の言葉でそれぞれに発信した。
底冷えする寒さも会場の熱い熱気で吹き飛ぶ。
最後に重茂(おもえ)漁協さんからのメッセージ。重茂漁協は本州最東端の町、映画「喜びも悲しみも幾年月」でおなじみ(とどがさき)灯台があり、リアス式海岸の中に突き出た半島の小高い丘に位置する。
この豊かな自然と海産物を守るために地域全体でずっと合成洗剤の使用を禁止し、石けん運動を展開してきた。
この姿勢に共感し私も20年間重茂のわかめを食べ続けてきた。子ども達の未来を奪わないで、海や空を汚さないで、食べ物を放射能から守って、との思いを込めて・・・自分達のエゴからでは無い言葉に心打たれる。
その後、15時より、日比谷公園から銀座→数寄屋橋→東京駅丸の内口まで約1時間にわたってアピールパレードを行った。
手作りの横断幕やプラカードを持っての行進に沿道の人やバスの中からも「頑張って下さい!」の声。
2000人の長いパレード。
「再処理工場はいらない!」「子どもの未来を守ろう!」「青森の海や空を守ろう!」をスローガンにシュプレヒコール。多いに盛りあがった。
子ども達に希望のある未来を渡すのは私たち大人の役目であるはず。
今日までに集った再処理工場を止めるための署名は全体で70万筆を超える。明日これらを国会へ届ける。≪いちかわ・かずこ≫
写真左 ステージは漁協の大漁旗とサーフボードであふれた。
写真右 青森の大地を守ろう!牛もシュプレヒコール。ワーカーズコレクティブ協同組合の皆さんと。