3年間、目黒川の水質調査を継続!

魚がいて、ボート遊びができる川の復活を・・・

川は、都会で自然と出会うことができる場所。あなたにとっての川はどんな存在ですか?

この日は梅雨のあい間の久々の夏日。気温32℃をこえる中、今年度の市民が行う「目黒川の水質調査」を実施した。
2006年より、品川区を流れる目黒川の環境を調べてみようと調査を開始し、今年で3年目を迎える。
2年前に比べると水は?臭いは?水辺の環境は改善されただろうか?

品川区は今年度7,300万円の予算をたて、目黒川・立会川の浄化のための事業を行っている。目黒川では、2004年から再生処理した下水を御成橋から放水し酸素を送り出し水の浄化を図っている。また一方、今年度は新たな事業として、立会川の浄化に効果があった、高濃度の酸素を溶かした水を投入して水質浄化につなげる実験も始めている。
また、まちおこしとして、親水公園を整備中だ。そんなポイントも見つつ、楽しく川の水質と川辺の環境を調べた。

この日は水面は透明感もあり、臭いも少なかった。昨年の調査では、5種類の試薬使って調べると、リン酸塩は中程度、他は一昨年同様最低レベルを示した。07年は06年と比較すると数値的には上流で多少の改善が見られた。今年の結果はどうだろう?まとまり次第報告したい。

身近な川の姿を知ることは、自分のまちのことだけにとどまらず、さまざまな動植物の環境や私たちの暮らし、生き方にも目を向けることにつながることを実感した。
東京中の河川がきれいになれば、泳ぐことができる東京湾を未来へ残すのも夢じゃない!≪いちかわ・かずこ≫

写真㊧ 御成橋から下流向かって右岸の様子。大崎地区の再開発で20階級のビルが立ち並ぶ。
写真㊨ 御成橋の放水。再生処理した下水を御成橋から放水し酸素を送り出し水の浄化を図っている。

「見直してみませんか?!東京の川」調査実施中